
- 多くの会社は「構造ありき」。だから柱・壁・スパンの制約が先に来て、間取りをあきらめがち。
- アクアは「間取りありき」。理想の間取りを描き切ってから、それに構造を合わせる。
- だからこそ、混構造など“適材適所”の提案が自然に生まれ、理想の間取りが実現しやすい。
INTRODUCTIONはじめに:その柱、本当に「そこ」にある必要がありますか?
間取りの打合せを進めていくと、こんな場面に出会うことがあります。
リビングの真ん中に思いがけず柱が出てきたり、開放的な大空間をあきらめて壁で仕切ることになったり。「理想の間取り」が、いつの間にか「建てられる間取り」に置き換わっていく。家づくりでよくある、けれどあまり語られない“妥協”です。
なぜ、こうしたことが起きるのでしょうか。今日は、その理由と、アクアが選んでいる別のアプローチについてお話しします。
多くの会社は「構造ありき」で間取りを決めている
理由はシンプルです。多くの会社では、先に構造(工法)が決まっていて、その制約の中で間取りを描いているからです。いわば「構造ありき」の順番です。
構造には、それぞれ得意・不得意があります。ある工法では柱の位置がある程度決まってしまう、ある工法では柱と柱の間隔(スパン)を大きく飛ばしにくい――こうした制約が先にあると、間取りはその枠の中で考えるしかありません。
その結果、
といった、お客様の要望と現実がマッチングしないことが起こりがちです。
アクアの順番は逆「まず理想の間取り、それに構造を合わせる」
アクアの考え方は、これとは順番が逆です。
構造の枠に、間取りを合わせる
理想の間取りに、構造を合わせる
まず、お客様と一緒に「理想の間取り」をとことん描き切る。そのうえで、その間取りをいちばん美しく・安全に成立させる構造を選定していく。
「構造に間取りを合わせる」のではなく、「間取りに構造を合わせる」。この順番だからこそ、柱を出したくない場所には柱を出さず、飛ばしたいスパンは飛ばす、という設計が可能になります。
そして、この進め方をしていると、「混構造(こんこうぞう)」――たとえば木造に一部鉄骨や鉄筋コンクリートを組み合わせるような、複数の構造を適材適所で使い分ける提案が、自然と出てくるようになります。無理に一つの工法へ押し込めるのではなく、「この間取りを実現するには、この部分はこの構造が最適」と考えるからです。
「営業マンのいない、設計士の集団」であるアクアは、まさにこの“間取りから構造を選ぶ”設計そのものを仕事にしています。
アクアの構造計算は、構造設計一級建築士が行っています。これは一級建築士の中でもさらに専門的な要件を満たした資格。混構造のように複数の構造を組み合わせる設計でも、一棟ごとに安全性を計算で確かめられるからこそ、「理想の間取りに構造を合わせる」ことが、無理なく現実になります。
なぜ、多くの会社では「構造の制限」が生まれるのか
では、なぜ多くの会社では構造ありきになってしまうのでしょうか。ここには、あまり表に出てこない事情があります。
そもそも、その構造にしか対応できないから
同じ仕様・同じ工法で数多く建てることは、効率やコスト管理の面ではメリットがあります。一方で、いつも同じ仕様ばかりで建てていると、他の構造や仕様の知見が社内に蓄積されにくいという側面もあります。結果として、「うちではこの工法で」という前提が、そのまま間取りの制約になってしまうのです。
対応できたとしても、経験が少ないぶん割高になりやすい
仮に「なんとか対応します」となっても、慣れない構造は設計にも施工にも手間がかかります。経験が少なければ、そのぶん見積もりは慎重に(=高めに)ならざるを得ない。これも、選べる構造が実質的に狭まってしまう一因です。
裏を返せば、複数の構造を日常的に扱い、間取りから構造を選ぶことに慣れているかどうかが、実現できる家の自由度を大きく左右する、ということでもあります。
まとめ:間取りの自由は、「構造の引き出し」の多さから生まれる
理想の間取りをあきらめずに実現できるかどうかは、その会社がどれだけ多くの構造の引き出しを持ち、間取りから構造を選べるかにかかっています。
- 多くの会社は「構造ありき」。だから柱・壁・スパンの制約が先に来る。
- アクアは「間取りありき」。理想の間取りに合わせて構造を選ぶ。
- だからこそ、混構造など適材適所の提案が自然に生まれる。
「ここに柱が出ます」と言われて、なんとなく受け入れてしまう前に。「本当にその制約は必要なのか」「別の構造なら実現できないのか」を、一度立ち止まって考えてみてください。
「こんな間取りは無理」と言われた方へ
アクアでは、間取りの理想と、それを支える構造の両方を、設計士が一緒に考えます。「こんな間取りは無理だと言われた」というご相談も歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら





