
家を建てるとき、多くの方がこの疑問を持ちます。実は「構造の種類=耐震性の強さ」ではありません。正しい知識で、安心できる家選びをしましょう。
3つの構造、それぞれの特徴
鉄筋コンクリート造(RC造)
コンクリートと鉄筋を組み合わせた構造。圧縮力と引張力の両方に強く、重厚で耐久性が高い。マンションや大型建築物に多く採用される。
重厚・耐久性鉄骨造(S造)
鋼材を柱・梁に使用。粘り強さがあり変形に追従しやすい。工期が短く、大空間・大開口の設計が得意で、中高層ビルに多く使われる。
柔軟・大空間木造
日本の伝統的な工法。軽量なため地震力が小さくなる。断熱性・調湿性にも優れ、戸建て住宅の主流。現代の木造は技術が格段に進化している。
軽量・環境性耐震性は「構造の種類」で決まらない
3つの構造、耐震基準はすべて同じです
「RC造の方が地震に強い」と思われがちですが、実は日本の建築基準法では、鉄筋コンクリート・鉄骨・木造すべてに同じ耐震基準が設けられています。震度6強〜7相当の地震でも倒壊しないことが「耐震等級1」として求められており、構造の種類に関係なく、この基準を満たす必要があります。大切なのは「何で作るか」よりも「どの等級で設計するか」です。
アクアの構造設計の基準
全棟、許容応力度計算を実施
アクアでは、建築基準法が求める最低限の壁量計算にとどまらず、全棟に許容応力度計算(構造計算)を実施しています。許容応力度計算とは、建物にかかる力(地震力・風圧力・積載荷重など)を詳細に算出し、柱・梁・接合部のひとつひとつが安全な範囲に収まるかを数値で確認する計算方法です。
壁量計算だけでは見えない「力の流れ」や「接合部の弱点」を把握できるため、より精度の高い耐震設計が可能になります。「なんとなく強そう」ではなく、数値で証明できる安全性をすべての棟に標準提供しています。
構造の可能性を広げる、アクアの設計力
混構造の設計と、大スパンによる大空間
アクアでは、木造・鉄骨・RC造それぞれの構造特性を活かした混構造(ハイブリッド構造)の設計にも対応しています。たとえば1階を鉄骨・RC造で大空間を確保し、2階以上を木造にすることで、強度・居住性・コストを高い次元でバランスさせることが可能です。
鉄骨の大スパン架構を採用することで、住宅では実現しにくかった柱のない広い空間も設計できます。ガレージ・吹き抜け・LDKの開放的なつながりなど、暮らしの幅を大きく広げる選択肢です。
混構造(ハイブリッド)
各構造の長所を組み合わせ、フロアごとに最適な工法を選択できる。
大スパン設計
鉄骨の大梁を活用し、柱のない広々とした空間を実現できる。
開放的な大空間
ガレージ・吹き抜け・開放的なLDKなど、自由度の高い間取りが可能。
耐震等級で比べる
建築基準法が定める最低基準。大地震後に修繕が必要になる場合があるが、倒壊は防ぐ水準。
消防署・警察署と同等の強度基準。大地震後も建物の損傷を最小限に抑え、継続して住み続けられることを目指します。
繰り返す地震にも強い、制振装置を標準採用
耐震性能に加えて、アクアでは制振装置の標準採用を行っています。制振とは、建物内部にダンパー(振動吸収装置)を組み込み、地震のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸収する技術です。
日本では一度の大地震だけでなく、その後の余震や、時間をおいて発生する繰り返しの地震も多く経験します。耐震だけでは繰り返しの揺れに対して建物へのダメージが蓄積しやすいのが課題でした。
- 建物に伝わる揺れを大幅に低減する
- 繰り返す余震でも構造ダメージが蓄積しにくい
- 家具の転倒リスクや居住者への体感ストレスを軽減
- 大地震後もできる限り住み続けられる「レジリエンス」を実現
アクアの考え方まとめ
構造の種類(RC・鉄骨・木造)にかかわらず、耐震性は設計と等級で決まります。アクアでは全棟に許容応力度計算を実施し、数値で証明できる安全性を標準としています。
さらに、各構造の特性を活かした混構造設計や大スパンによる大空間にも対応。耐震等級3(最高等級)を標準とし、制振装置を全棟採用することで、「倒れない」だけでなく「大地震後も暮らし続けられる家」を目指しています。





